AGAについて
AGAは男性型の脱毛症であり、一般的には「薄毛症」とも呼ばれています。個人差が大きいのですが、早い方は思春期が終わることから徐々に進行していき、20歳代で自覚されるケースもよくあります。
男性では最もよく見られる脱毛症であり、前頭部と頭頂部の毛髪が軟毛化して細く短くなります。最終的には頭の生え際が後退し、頭頂部の毛髪が失われることが特徴で、日本の成人男性の4人に1人くらいが薄毛症と言われます。
AGAは進行性の脱毛症であり、何もせずに放っておくと、毛髪の数は次第に減っていきますので、早めのケアが大切です。
治療薬について
当院ではプロペシアやザガーロなどのお薬を用いてAGAの治療を行います。このうちプロペシアは、その含有成分であるフィナステリドが作用することにより、脱毛作用の強い男性ホルモンとして知られるジヒドロテストステロンを生成します。
これが還元酵素2型5αリダクターゼの働きを抑制して発毛を促進し、毛根を深く、髪を太くしてくれるのです。なお、プロペシアはAGA治療を行っている医療機関だけで入手のできる医薬品です。
一方ザガーロは、グラクソ・スミスクラインという製薬会社が製造販売するデュタステリド配合の治療薬です。1日1回の服用で効果が期待できます。食事の影響も少ないと言われています。
AGAに効果が大きいとされていたフィナステリドと同系統の薬ですが、その発毛効果はフィナステリドの約1.6倍と言われており、薄毛に悩む日本人の期待を集めています。プロペシアで効果が実感できなかった人も、ザガーロに切り替えることで発毛する可能性があります。(保険診療適応外)
このような方はご相談を
- 家族に髪の薄い人がいて、自分も薄くなるのではないかと心配だ。
- 抜け毛が気になる。
- 10代後半から毛髪が抜け始め、髪が薄くなってきた。
- 額(ひたい)の生え際が後退してきた。
- 頭頂部の髪の毛が薄くなってきた。
- 細くて短い髪の毛が多くなり、髪のハリやコシが無くなった。